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劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』見てきました。

※ストーリーの根幹に触れるようなネタバレはないと思うけど配慮しません

劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』見てきました。
この想いを吐き出さなきゃ死ぬと思って、古に作ったブログを掘り起こしたわけですが
ちょっと、4歳らしからぬことも書くと思うのでワンクッション欲しくて・・・

 

 

見てきたんです。最初は見るかどうか迷っていたんですけど
当時本当に好きだったし、1回くらい見てもいいかなって・・・
正直に、正直に申し上げて全然期待してませんでした。

 

というのも、明確に理由がありまして
まず理由のひとつとして、あまりに待たされすぎた。
20年、なんですって・・・当時の日々なんて、思い出せないよ何も、何一つ・・・
映画化するって言っても、あの頃とは感性だって違うし
当時好きだったからといってまた楽しめるか不安よ。
人が変わるには十分すぎる年月、経ってしまっているのだよ。

 

そしてこれが最大の理由ですが
私はキラやアスランも好きだけど、好きだけど・・・
一番好きだったのはシンなんです。
シンといえばもうね・・・冷遇主人公としてはあまりに有名じゃない?(当社比)
嫌われてたとかそういう話も聞くけど、けど!私は大好きだったんだよ!本当に!
家族だと思ってた。等身大ポスターも部屋に貼ってた。ガンプラも持ってた。
グッズも沢山持ってた。アニメイトでシンのグッズを買い漁ってたよ。
でも、でもさ・・・辛かったよ。
当時はガチキッズだから、なんでこんな影薄いんだろう主人公なのに、くらいにしか思ってなかったけど
ネットにはいろいろな情報が溢れていて、当時なにがあったのかって
噂程度だけどぽろぽろあるでしょ。理解できる程度には私も大人になって
大人になった今、当時の事思い出すと苦しいんだよ・・・

 

だからね、そのぉ・・・制作サイドへの信頼が、ね・・・?これ以上は言うまい。

 

という前述を残しつつ、それを踏まえて知って欲しい。
映画の感想及び
推しという言葉もなかったあの頃のオタクが20年越しに救われた物語を。


ぶっちゃけ制作サイドへの信頼なんてなかったけど
救われた。当時種や種デスが好きだった我、救われ申した・・・
私と同じように制作サイドへの信頼がない人たち、当時好きだったけどオタ抜けして大人になった人たち
見た方が良い。まじで。大きなスクリーンでってのもあるし音響もあるし、そういう理由もあるけど
これが、これがガンダムSEEDなんだってイズム的なものを思い出せる。
台詞はないけどアニメで出てきたキャラが一瞬映るときもあって、あー!!!名前思い出せないけど!あー!!ってなるし
そのキャラが一瞬映っただけで、そのキャラが関わったエピソードも思い出せる。
そういうささやかなサービスも嬉しかった。
それだけじゃなく、ちゃんとがっつり現役なんだね!今も仲間として戦友としていてくれてるんだね!ってキャラもいて
本当に嬉しかった。
昔、共に時間を過ごした知り合いに再会し、活躍を喜ぶ体験ができる。
正直新規向けじゃない。種が好きだった人向けの、20年越しのプレゼントみたいなご褒美みたいな。
そんな映画だと思います。当時オタクだった人はもれなく、受け取ろう。このギフトを。

 

20年というあまりに長い年月、感性も変わってしまったという懸念もあったけど
関係なかった。懐かしい友との再会に良いも悪いもない。ただそこにあるのは喜びです。
というか、どれだけ年月が経とうとも刻まれているんだよ種の因子がさ・・・
種ってこういうもの。って受け入れる心はちゃんと残ってた。楽しかったよ本当!

 

すみません、前菜扱いみたいになるけど
キラのことな・・・
キラってさ、種でこそ多少人間らしさもあったけど
どんどん人間離れしてって、神かよ。ってなるじゃん。まぁ大雑把に言うとね。
そんなキラの、種より大人になって力を得て立場も変わったそんなキラの心の内が聞けたのはよかった。
神のような存在にはなったけど、まぁ最終的には神なんだけど(笑)
あぁ、そこは変わってないんだなって・・・ちゃんと人間らしい心、あったんじゃん、って。
そこがすごいよかった。そんなキラの本音を引き出して受け止めて、また前を向かせる
その役目ってやっぱりさ、アスランなんだよね・・・
アスランは、まぁ正直出番すっくねーと思ったけど(笑)でもね、少ないなりにすごい見せ場があって
笑わせてくれる場面もあって、カプ厨へのファンサもあって
あ、ベーコンレタス的なそれではなく。公式のカプね。
そりゃわたくしはタタリ神のごとく腐敗してるけどちゃんと公式カプも好きだから。
てかカガリ好きだから!カガリー!!俺だー!!
フィギュア持ってたぞー!・・・余談だけど、もしかして私の
控えめな胸の方が好きだっていう、発端というかライジングってカガリだったんじゃ・・・?
種デスとかでは、まぁ育ちましたけどね!!フゥン(海馬)

 

カガリ、ってまぁ出たから言うけど
勿論声優さんは悪くない。違和感ないといえばなかったよ。
なかったけど、やっぱり進藤さんなんだよね・・・カガリはさ。
(当時進藤さんがめっちゃ好きだったせいもある。舞HiMEって最高の進藤さんを摂取できるアニメがあってだな)
大人の事情なのかなんなのか知らんけど、そこは寂しかったよね・・・
それはさておき、キララクはもう語ることはないとして
アスカガ厨も救われたと思う。ありがとう・・・アスカガ可愛かった。末永く幸せでいろ。

 

そしてさー!!機体!戦艦!全部懐かしい!!!
マリュー艦長の指揮が!めちゃくちゃ懐かしかった!マリューさんの指揮ってやっぱ士気上がるよね。ダジャレじゃないよ。
ノイマンの無茶操縦も健在だった!めっちゃよかった・・・
本能に刻まれたオタク心も、なんら説明なかった事柄も当時を再現というか健在というか
本当に嬉しかったよ・・・
まぁこれはクソネタバレだけど、機体シャッフルみたいのもあって
え、その機体に今アンタが乗ってんの!?とか当時では考えられなかったシーンもあって
当時オタクやってた人たちは、キャラもそうだけど機体や戦艦への思い入れも当然あるわけよ
その心を、良い意味で弄んでくれちゃって・・・最高かよ、ありがとう。
でもちゃんと最後はさ、ちゃんとねそれぞれの機体に乗ってね・・・
ああああああああああああ!!!最高!めっちゃ最高!クソ最高!ありがとうありがとう!!
だめ、機体シャッフルとか当時の機体とか、だめ思い出すだけで脳から汁出ちゃう・・・

 

あとミーティアね・・・
他にも曲流れるかなーと思ってたけど、当時の曲はミーティアだけでしたね。
でも流れるタイミング完璧だった。完璧すぎない?100億点。
劇中歌としては好きな曲沢山あるけど、ミーティアって選曲で正解だったんじゃないかな。
いや、間違いがあるとかじゃないけど、何が流れても嬉しいと思うけど
ミーティアがあまりによかった。暁の車とか焔の扉とかZIPSとか
挙げたらキリがないけど好きな曲が沢山ある。種の劇中歌は、いいぞ・・・
たしかに暁とか焔とかは、流れるべきシーンがあるから
この映画で、そんなシーンなかったしね、そこで流されてもアレ???とはなってたかも。
映画館の音響で聴きたかった感もあるけど、大事な曲だもんね。よかったんだ、これで。
ZIPSは流れてもよかったよ!大好きだから!!
あれ聴くとエンジンかかるような仕様になってるからね!遺伝子レベルで。
逆に映画館で流れたらスクリーンに向けてカタパルト射出どうぞなってたかもしれないから
よかった、のか?しかも凸る奴なんて私一人なわけないしな。
当時のオタクはそういうふうになってるから。断言する。少なくとも私の友達はわかってくれる。

 

当時のアニメのオマージュというか、これ!アニメで見た!!っていうシーンも
その・・・オマージュって言い方しか思い浮かばないけど(笑)
そういうしんけんゼミ的なシーンもたくさんあって
種オタへのご褒美が過ぎる映画だった。最高。本当にありがとう。

 

ここからがメイン
推しという言葉もなかったあの頃のオタクが20年越しに救われた物語。

 

前述したとおり、私はシン・アスカが大好きです。
家族だった。家族だと思ってあの頃は生きてた。
大好きだけど、そりゃ夢小説も読んでたけど、思い返すと家族という言葉がしっくりくる。
詳しくは書きませんが、当時の冷遇具合といったら・・・本当にすごかったんだから!!!!
でも映画では、そこを取り戻すように魅力いっぱいに描かれてて嬉しかった。
嬉しすぎてちょっと泣きそうになった。周りに誰もいなかったら泣いてた。
ありがとう・・・本当にありがとう。
言葉にすることを放棄せざるを得ないほどに、救われたんです。本当に嬉しくて・・・
それだけでも見に行ってよかった。まさか20年越しに救われると思ってなかったから
悲しい思い出が書き換えられたというか、悲しい思いと共に思い出さずに済む。ありがとう・・・

 

当時のままなのか、多少脚色されてるのかわからないけど
シンって、あんなにアホの子だったんだなって・・・愛しいよ。
当時もまぁ、アホといえばアホなんだろうけどそこまでアホさとか愚かさとか
感じられるほど大人ではなかったので、あの頃より大人になった私の目にはアホの子に見えて
でも本当、そこが愛しいというかルナマリアもそうなんじゃない?私はルナマリアだった??(?)

 

たしかに思い返すとすっごい短絡的というかまぁアホというか愚かというか
思い返すとそうだけど!いやそれでも好きだけど!好きだよシン!!家族だから!好きだよ!!
アホさが際立って描かれてたのか脚色されてるのか、さらに愛しさも脚色されてるのか
私が大人になったのか、そこはさすがにわかりませんが
すごい、よかった・・・シン、好きだよ。
本当に救われたんです。ありがとう、シンのアホで愛らしいところをこんなにも描いてくれて、ありがとう。

 

そしてそれだけじゃなくて!!!ちゃんと!強いの!シンってちゃんと強いんです!!
アニメではさ、対比としているのがアスランやキラだからどうしても霞みがちになっちゃってたけど
強いの!優秀なパイロットなの!!
そこもちゃんと、描かれてたの映画では・・・嬉しかった。本当に嬉しかった。
あとね、これもね、嬉しかったの・・・ステラよ。ステラ、ステラあああああああ!!!
ステラは死なない!死なせたくないから返すんだ!
ステラはね、今もシンを守ってるんだよ・・・シンにとってステラは大事な存在なんだよ・・・
正直、私はあまりシンルナはその、あれなんですけど
シンステ派だったからさ・・・ステラ、ありがとう。
まさかステラまで出てくるとは思ってなかったんだよね。
というかここまでシンを救ってくれると思ってなかったんだよ。本当期待してなかった。
当時は悲しい思いもしたけど、当時シンを好きで良かったと思えた。
これは救済。本当にありがとう。ありがとう以外の言葉が見つからない。ありがとう。

 

さっき言ったクソネタバレ機体シャッフルの話だけど
最初にジャスティス乗ってんのやばない?やばすんぎだろそんなん・・・
そこに度肝抜かれて、と思ったらちゃんとデスティニーも出てきて
やっぱデスティニーよ!シンはデスティニーなのよ!!!機体整備しといてくれてありがとう!
その赤い翼、ピンク色のエネルギー波・・・まっすぐ振り下ろしてからの突き・・・
最高だよ・・・そうだ、ガンプラ買おう。吟味して、デスティニーのガンプラ買おう。

 

吐き出さなきゃ死ぬと思って書き始めた脳死感想だから
満足したら終わるわけよ。
シンがね、シンが本当に良かった。シン、やっぱ好きだ。今も好きだ。
シンが最高だったって言いたくて、とにかくこの気持ちを吐き出したくて
本当にありがとう。救われた。映画見てよかった。シンを好きになってよかったよ。
へぇ、特典ランダムなんだ・・・アスカガも、あるんだぁ・・・へぇ・・・
明日も行くしかねーな。救済は何度あってもいい。

 

以上、劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の感想および
推しという言葉もなかったあの頃のオタクが20年越しに救われた物語でした。

 

――――追記(ちょっと冷静になった)

暴力的なまでのトキメキと救済で殴られたけど
たしかにこれは愛の物語なんだよね・・・
映画内で、愛されるのに資格はいらない的な話とか
相手の求める物を与えることができなければ愛されない、愛してはいけないだとか
そんなことはないっていうキラとアスランのやりとりや
必要だから愛するんじゃない、愛してるから必要なんだっていうラクスの台詞とかね
めっちゃよかったよね・・・
そうだよね、それこそがアガペー・・・無償の愛なのよ
いくらキラが神になろうとも、そういうところはまだまだ未熟というか
成長できる余地があるというか、人間らしさというか
言葉にしなくちゃ!伝わらないこともあるんだよ!!
これはキラだけじゃなくて、ラクスにも言えることで
お互いに言葉足らずだったんだよね・・・っていう初歩的なすれ違いを
今更するキラとラクス、よかったねすごく。
そしてアスランはアニメではカガリと距離を置きがちだったけど
やっぱりそばにいなくちゃいけない、カガリは今泣いてるんだ!!
その学びの通り、まぁ特典の小説は未読ですが
そばにいることを選んで、貫いたってこと、だよね・・・?
映画ではそこまで出番なかったけど、きっとカガリのそばで暗躍してたんだよね?
やることやってんだよね??(笑)


愛に生きる男たちは、信じられる愛を持つ男たちは、強い・・・
といった通りに、煽り最強すぎてめっちゃ笑いました(笑)
アスランも、終盤のキラも
あまりに煽りがすごすぎた(笑)最強かよ
ちょっと敵さん可哀そうだったなぁ(笑)
最高にスカッとコズミックイラだったけどな!!!
あとふくじゅんのせいもあるけど、種および種デスを見返したくなったのと同時に
ギアス見返したくならない?私だけ?そんなことはないよね?(笑)


はぁー最高。明日も救われに行こう。救済は何度あってもいい。